キソロというコンゴとルワンダの国境沿いの町から
首都カンパラに戻る。

朝、5時半にゲストハウスを出て真っ暗のなか
バスターミナルに向かう。

昼間は人やバイクでにぎやかなメイン通りも
鳥のさえずりに耳を澄ましたくなるほど
静まり返っている。

昨晩のバスとバイタクの事故現場を通り過ぎ
15分ほどでバスターミナルに着く。

朝6時出発のバスは、6時45分に動き始める。

といっても、そこらじゅうで人や物資を
積み込みために停車する。

ウガンダに限ったことではないが
長距離バスは日本の高速バスより一回り大きく
荷室も広い。

そこに大人が二人がかりで
ようやく運べるくらいの重さの野菜が入った袋を
どんどん積み込んでいく。

客室には人人人。荷室には物物物。

バスが破裂するんじゃないかと思うくらいに
いろんなものを詰め込んで走っていく。

 

ちなみに、シートは2列、3列の計5列。
東海道新幹線の自由席、指定席のシートと同じ配列。

ただ、1つのシートが小さい。
大人がそれぞれ前を向いて座ると
座ることができない狭さ。

いずれかが前屈みになるか、それぞれが外側を向くか、
工夫しないと体にかなりの圧を感じながら
ビターーーーッとくっついてしまう。

気温が上がる日中は耐えられなくなる。

そんな状況で、適当な道端で止まり
男も女も道路脇の土手で用を足す。
男は仁王立ちスタイル。
女はスカートをカバーがわりに座り込む。

みんな、遠くを眺めるように
意識は下のほうに。

ぼくがバスを降りたのは
この時と13時間後のカンパラ到着の2回のみ。

それ以外は、席にいた。

いちおう座席指定で取ってはいるものの
人が多いと、席を外して戻ってくると
誰かが座っている。

せっかく座った席を離れたくない人に
説明しながら変わってもらうのも
なかなか大変なのだ。


一際高くそびえる山。名前を忘れてしまった。

そうした車内のストレスはあるものの
中央部のカンパラと最西端のキソロを結ぶ
道中の景色は見ていて飽きない。

特にキソロから西部最大の町カバレの間の
山間の景色は絶景だとぼくは感じた。

ずっと見ていたい。

広々とした風景のなかに山々が連なり
山の上まで畑が耕されているところも多くある。

人々の欲望のままに出来上がっていく町ではなく
人と自然が共存している風景は心地よい。

町のなかにみなぎる活気は
掻き立てられるものがあるけれど
きっと変わらず続いてきたんだろうと思える風景は
歳を重ねてきた自分には心地よさを感じるものだ。

アフリカ大陸は本当に広い。
今回で4回目のアフリカだけど、
陸路でアフリカを縦断できるほどの
免疫的な部分も含めての体力は
もうないと思う。

30年前と今とでは
アフリカの様子も全く異なっていただろうけど
旅にもその時しかできない旅がある。

時はいつまでも待ってはくれない。

やりたいと思った時にやることの大切さを
ここでも感じている。


夜明けのキソロで出会った女の子たち

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