バルバデロ 〜 パラス・デ・レイ 42km
Barbadelo 〜 Palas de Rei 42km
今日も朝4時過ぎに出発。
辺りは暗いが土曜日の夜は長い。
村の外れから大音量の音楽が聞こえてくる。
空を見上げると満点の星空。
歩くのをやめて見ていたい。
そんな気分にさせる星空だ。
歩きながら、撮影ポイントを探すが
樹々が多くてヌケがよろしくない。
そのうち霧が出てきて、
結局うまく撮影できずに空が白み始めた。
昨日、48キロ歩いたから
今日は少し控えめにする予定で
28キロ先の村を目指すことに。
ところが、朝早くにフランス人チームの
ジョーダンからメッセージが入る。
ぼくらはパラス・デ・レイを目指すが
ヤマはどこまで追い上げられそう?
彼らには、ぼくの状態を伝えていたので
心配してメッセージをくれていた。
昨日48キロ歩いたことを伝えると
サンチアゴに到着するまでに追いついて!
というメッセージをもらっていた。
ぼくは、そんなに歩くつもりはなかったが、
急遽変更。
同じ町までは厳しいけれど、
その少し手前までなら
いけるだろうと、34キロ先の村に目標を設定した。
昨日の疲れもあって
なかなかペースが上がらない。
18キロの荷物が今日はやたらと重く感じる。
ザックの位置やハーネスの締め具合を
何度も調整しながら歩く。
34キロすら難しいかな。
そんなことを思いつつ歩いていると
サモスという町から歩き始めた
メキシコ人が声をかけてきた。
彼と話しながら歩いたのがよかった。
疲れを忘れてしばらく歩く。
彼のペースが速かったので途中で別れたが、
そのときできたペースを
崩さないように歩いていく。
アップダウンを繰り返しながら
34キロ先と決めていた目的の村につく。
しかし、体がまだ動いている。
よし!フランス人チームのいる町を目指そう!
そう心を決めた瞬間、
ヤマ!ヤマ!ヤマ!・・・
と公園の方から声が。
そちらを見ると、フランス人チームが
全員で手を振ってくれていた。
近づいていくと、
ベスチャンをはじめとして
全員が一人ずつこちらに来てくれて
ハグして挨拶。
なんてあったかい奴らなんだ。
さすがにおっちゃんも感激してしまう。
ザックをおろし、彼らと一緒にくつろぐ。
彼らはル・ピュイの道(フランス)を歩いているとき、
なんとなく集まるようになりできた集団だ。
そして、いまでは、6〜7人で歩いている。
女性のほうが多い時もある。
彼らは休憩をたっぷりとるので
そのペースで大丈夫か?といつも思ってしまう。
しかし、それでうまくいっているから
大丈夫なのだ。
女性が半数いるから、それに男性側が
合わせているのだろう。
行き先は誰が決めるのか?
そうカロリーナに聞くと、
誰でもなくて、みんなで決めている。
誰がリーダーでもなく、
みんながリーダーでもあるの。
とてもいいチームワークだ。
だから、ここまで一緒にこれたんだろう。
そして、マルコとジョーダンは
日本のアニメや映画が大好き。
ぼくよりも、はるかに良く知っている。
二人とも携帯にアニソンを入れて聞いているようだ。
ジョーダンにいたっては、そらで歌える。
いろんな話をぼくにも振ってくれるので
歩いていても飽きない。
本当にいいチーム。
おかげで今日も42キロを歩くことができた。
彼らは、ここから1日:25キロペースで
3日でサンチアゴに着くスケジュールを立てている。
一緒に行こうと誘ってくれているが、
もう少し早く行きたい気持ちもある。
彼らと一緒にゴール。
もしくは、彼らをサンチアゴで迎える。
どっちがいいかなぁ。
どちらにしても、たくさん写真を撮ってあげたい。
これまで一緒に歩いてくれた人たちも。
やまさん、早過ぎです!!
荷物、重そうだなぁ、と思ってたけど、重過ぎです!!!
私たちはのんびり今日Sarria。
明日Portmalinのつもり。
もう終わるかと思うとなんだか名残惜しくてのんびりになってきちゃいました。
フランス人チーム、楽しそうですよねー。
一緒にゴールしたらいかがですか?
やまさんなら先にいって、到着したところを写真撮りそうな気もしますけど。
うちらはまだ数日かかりますが、よかったらサンティアゴで待っててください(笑)
こんにちは!
今日は途中でフランスチームと合流したけど、
道草を食べまくる奴らなので、昼頃別れて先にきました。
明後日の午前中にフランスチームとサンチアゴに到着する予定です。
のりさん、まをさんが到着する日にぼくがサンチアゴにいれば
もちろんお迎えするよ〜
さらに西へ向かっている可能性があるので、なんともいえませんが。。。