ベロラド 〜 アヘス 28km
Belorado 〜 Agés 28km

​朝から雨の気配のなか5時半に出発した。
真っ暗のなか、少し前を行く人の明かりを頼りに
そちらに進んでいく。

夜が明けてくると、霧雨のなか、
霧のカーテンがかかっている。
そのカーテンをくぐっていくように
早朝出発の巡礼者が歩いていく。

日中の暑さをなるべく避けるため、
朝早くから歩く人が多い。
それともうひとつ。
その日に泊まる宿(スペインではアルベルケ)のベッドが
空いているうちに到着したい、という気持ちもある。
早いところでは14時をすぎると
満室!といわれることも多い。
その場合、他の宿を探すか
なければ次の町まで歩くことになる。
だから、早く出ていく人が多い。

到着すると、シャワーに洗濯。
ぼくの場合、パンツ、Tシャツ、靴下は、
着用1枚に予備1枚。
なので毎日の洗濯が日課になる。
あと1枚ずつ持てば、1日予備ができるが、
荷物が重くなってしまう。

遅くに到着すると洗濯物を干すスペースがない。
すると、翌日までに乾かない。
湿ったまま持ち歩き、湿ったものを着る。
これはなるべく避けたい。
となると、早く着きたいとなってしまう。

一通りの作業が終われば
ベッドで横になる人が多いようだ。
スペインに入ってからは
想像以上に寝ている人が多い。

ぼくは、町をぶらっとした後、
その日の写真データを取り込み、ブログを書く。

そうしているうちに、夕食に時間になる。
レストランで食べる人、自炊する人。さまざまだ。
ぼくは、ほとんど自炊はしない。

終われば、寝る準備をする人、散歩に出ていく人
さまざまだが、21時には寝ている人も
少なからずいる。
そして、22時に消灯となる。

これが一般的な1日。
こんな毎日のなか、一人静かに過ごす人もいれば
仲間をつくって楽しむ人、さまざまだ。

この旅が終わる頃、どんなことを思って
それぞれの日常に戻っていくのか楽しみだ。

帽子のホタテ貝は巡礼者の印。ほとんどの人はザックに付けている。

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