1ヶ月前くらいまでは、準備も順調!
トレーニングもまずまず!
と余裕だった。
そのまま準備万端、いってきま〜す!
と行くはずだった。

ところが、出発日が迫るにつれて、
複雑になってきてしまった。

自分の考えを整理して、
旅の中で具体的に何がしたいのか。
持てる機材で何ができるのか。
旅を終えた後に何がしたいのか。
それをまとめてきたつもりだった。

しかし、それを人に話していると
いろんなヒントがでてくる。
山道を一人歩いていると
新たなアイデアが浮かんでくる。

ついには、1600kmすべて歩くことが
やりたいことと天秤にかけるなかで
いいことなんだろうかとまで考えてしまう。

いつもの旅じゃないよ、今回は。
その気持ちが強すぎて、
結果を求めすぎているのか。

​​​始まってしまえば、なるようにしかならない。
それがわかっていても(いやわかってないのか)
​浮かんでくるものはしょうがない。

自分のなかでの掘り下げていたつもりだったことが
まだまだ足りなかったということか。

ただ、そんなこんなでグジャグジャとやっていると
やっぱり一番はこれやんな。
というのがクリアになってきた。

人に興味がある。

ということ。

なぜ巡礼道を歩くことにしたんだろう。
どんな過去があったんだろう。
何を大切にしているんだろう。
どんなことに幸せを感じるんだろう。
・・・・
自分の枠にない、ぶったまげた考え方に
出会えないだろうか。
お手本にしたいような生き方を
している人はいないだろうか。

どんな人の人生にも、
捨てたもんじゃないドラマが
1つや2つはあるはず。

そんなあれやこれや、
いろんな人に聞いてみたいと思っている。

英語が達者なわけではない。
1年半前からDMM英会話をやっているけど
そんなに上達もしていない。
中学1年生くらいはクリアできたかな。

フランス語は皆目わからない。
スペイン語は以前キューバに行った時に
数字と2〜3の言葉は覚えた。
それくらいだ。

でも、80日以上も歩くんだ。
話す時間はたくさんある。
話していたら、詳しいことはわからなくても、
なんとなくわかることがたくさんあるのだろうと
期待している。

バックパックを担いで歩く人たちのザックに
入っているのは旅の道具だけではない。
その奥底にどんな想いがつまっているのか。
ちらっと、覗かせてもらえる旅になればいいな。

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