【サンティアゴ巡礼・フランス人の道】71日目:明日はいよいよサンチアゴ・デ・コンポステーラ。 アルスーア〜ラバコラ 29km


Arzùa〜Labacolla 29km
アルスーア〜ラバコラ 29km

今日は朝5時半にアルスーアを出発。
頭にはヘッドライトをつけ、
手にはスマホ。
真っ暗な道を歩くときは
ヘッドライトで遠くを照らし
スマホのライトで足元を照らす。
これでそこそこカバーできる。

アルスーア郊外に出ると、
ほどなくして森に入っていく。
ここで探すものがある。
それは、道標の上に置いてある
僕宛のメッセージ。

今日、Facebookにもあげたけど
5〜6月にかけて、サンチアゴ巡礼道の
北の道を自転車で走られた大槻さんから
「アルスーア山中の道標の上にメッセージを
置いておいたから探してみて」と
Facebookに書き込んでもらっていた。
それがたしか6/3くらいだったかな。
ちょうど、1ヶ月前。

その連絡をもらったときは
まだパンブローナあたりだった。
アルスーアは、最終ゴールの
サンチアゴの40キロほど手前。
まだ、フランス人の道が始まったばかりなのに
760キロ先のことを想像するのは
ちょっと難しかった。

それがだんだん近づくに連れて
気になり始める。
1ヶ月近くも道標の上にあるだろうか。
雨も連続して何日も降ったし、
風が強い日もあった。
道標には、いろんな落書きがあるし、
道標の上に、石やいろんなものを
置いてあるところもある。
退けられていることもあるだろう。

だけど、ぼくは信じるしかないと思った。
大槻さんとの繋がり生きていれば
きっと見つけられるはず。
そう思ったし、思いたかった。

アルスーアに入ってきた昨日は
残念ながら見つからなかった。

そして、今日。
郊外を抜け、森のなかに入っていく。
サリアという町からは、
ハイキングや遠足の学生も増えるため
矢印を示す道標がいたるところにある。
それをひとつずつくまなく調べっていった。
上にたくさん石が積んであるのは、
申し訳ないが、少しずらして確認もした。
まわりに落ちていないか、周りの草むらにも
ライトを当てて探す。

20本近くは探しただろうか。
見つからない。
さすがに1ヶ月は長いよなぁ。
そう思った。
だけど、この旅でよく聞く言葉がある。
一度離れても、会える人には会えるもの。
この言葉が頭をよぎる。
ぼくと大槻さんが繋がっているなら
きっと見つかるだろうし、
見つからなければ、そういうものなんだろう。

夜が明けていくが、森のなかは暗い。
もうアルスーアからだいぶ歩いたし、
どこかに飛ばされてしまったかなと思い
次の道標へ。

見ると、石が積まれている。
そこにシダの葉が挟まれている。
いくつもの道標の上で見たものと同じ。
誰かが、意図的にやっているのだろう。
ここにもなかったか。
そして、まわりにライトをやったとき
ナイロンに入った白い紙が。

<上山さん>の大きな文字。

少し草に埋もれた状態で
そのメッセージカードはあった。
やっぱり会えた〜!

ハガキサイズのメッセージカードを
ナイロンに入れて、四方をガムテープで
道標に貼り付けてもらったいたのだろう。
ただ、ガムテープが剥がされた跡がある。
道標の上に石を積んだ人が剥がしたのだろう。
そして、そばに置いてくれた。

道標の横の草むらに埋もれながら待っていてくれた

1ヶ月もすれば飛んでいっても
おかしくないが、
想いが重しになって、
そこに居座ってくれたのだと思う。

汚れて、シワになって、
ナイロンが劣化している。
それが、この1か月の時間の長さを現している。
確かにここで待っていてくれたんだ。

このエピソードを偶然だといえば偶然になる。
しかし、偶然で済ませてしまったとき
そこでこの話しは終わりになる。

だけど、このことが必然だと思えば、
そこから先が生まれてくる。
ぼくは、そこから先に吹いてくる風に
なびきたいと思う。

明日は、いよいよサンティアゴ・デ・コンポステーラに
たどり着く日。
その前日にいただいたメッセージは
ぼくにとってとても意義あるものになった。

想いの詰まったものたちをザックに詰めて
サンティアゴの大聖堂へと向かう。

今日の朝の森。綺麗な光だった。
通りがかりのカフェで。とても雰囲気があったので声をかけて撮らせてもった。

 




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4 Comments

  1. 盛田直樹

    以前、ランディさんとお話したときに、信じることは自分を放り出すことみたいなことを言ってましたけど、信じるパワーが増すと誰にも何にも証明する必要もなくなるので、今の上山さんは信じるパワーのオーラがみなぎっていると思います。それが写真を通じて伝わってきます。

    1. atsushi

      信じるという目に見えないことへの誓いを立てるのは、昔は当たり前のようにあったのかと思います。
      歩きながら葛藤の毎日ですが、日常のなかにいるより、見えないことを信じることができることが
      少しできているのかもしれません。帰国してからどう流れていくのか、楽しみです!
      帰ったら、またどこかで飲みましょね!らくだや倉庫でもいいし(笑

  2. keisuke

    いよいよサンチアゴっすね。

    さてさて、7/2のソラコの日(←勝手に命名)は無事終了しましたよ。
    当日は1000人強の観客が入り、ほぼ満席状態。

    相変わらずの毒舌と素敵な歌声で、会場は盛り上がりました。
    少し派手なおばあちゃんではなかったです。
    75歳でステージを出来ること、色々な人のサポートはあるにせよ、総合演出まで出来ること。1000人を集められること。

    全てにおいて、すごいおばあちゃんでした。笑

    MCで、僕らとの出会いや、上山さんが異国を歩いていることにまで触れて会場を沸かせてはりました。
    『異国から歩きながら、パワーを送ってくれてる青年がいるんです〜』って具合に。

    なんにせよ、こちらがパワーをもらった気がします。

    膨大なデータは現在編集中です。

    以上報告でした。
    では、引き続き応援しております。

    PS,ソラコさんからの伝言
    『上山くんに帰ってきたら遊びにおいでー!会いたいわ〜!』って言うといてですって。笑

    1. atsushi

      ソラコさんのコンサート、見事に成功だったんですね。
      よかった!
      関わった一人として、心配してましたが、
      やっぱりパワフルなおばちゃんですね。
      過程も大切だけど、結果をきちんと残すところは
      すごいとしか言いようがないです。
      中川くんにも、当日の撮影を任せっきりになってしまい
      編集が大変だとおもいますが、まとめてあげてください!
      ありがとう!

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