【サンティアゴ巡礼・フランス人の道】53日目:旅は何を変えてくれるか。 ​オンタナス 〜 ボアディージャ・デル・カミーノ​ 26km


​オンタナス 〜 ボアディージャ・デル・カミーノ​ 26km
Hontanas 〜 Boadilla del Camino​ 26km

上のベットの韓国女性が
4時前に起き始めた。
バックバックがぼくのベッドの横にある。
そこで、荷造りを何十分もかけてやっている。
スーパーの袋に着替えをいれているのか、
耳元であの音を聞かされると寝ていられない。

​今日は​7時出発にしようと思っていたが、
​眠ることができず、4時半に起きてしまった。
おかげで、5時すぎに出発。

真っ暗のなか歩いているのは、
ぼくとその韓国女性のみ。
気分がいいわけではなかったので、
​距離をおいていたが、不安だったのか、
少し先でぼくを待っている。

話しかけてきても、英語がわからないと
会話を避けた。

そのとき、真っ暗のなかから、
杖の音が。
年配の白人男性だった。
白馬の天使ではないけれど、
彼女はその人にぴったりとくっついて
先にいってくれた。
ふ〜

やっぱり、ぼくは真っ暗のなかから
朝を迎え始める空が好きだ。
日本でも、フランスでも、スペインでも
どこにいても空は同じ。

1日が始まることを
これほど意識できる時間はない。
少し悔しいが、彼女に感謝だ。

この旅をはじめてから51日が過ぎた。
そのなかで、気づいたことは何だろうか。

旅に出ると、人生が劇的に変わるとか
旅が自分を変えてくれる、
そんなフレーズを聞くことがある。
ぼくはこれまで何度も旅はしているが、
人生が一変するようなことはなかった。
そして、今回も現段階では起きてない。

結局は自分がどう感じるか、
どう考えるか、どう動くか。
というシンプルなところに戻っていく。

ただ、感じるきっかけ、考えるきっかけは
旅と積極的に関われば関わるほど、
たくさん出てくる。
特に、巡礼という特別な目的をもって
歩いていると、その機会は多いのかもしれない。

新たな人との出会いもあれば
新たな自分の一面と出会うこともある。

一方で、自分の足らない部分、
嫌な部分も露わになる。
なる、というより
できるということかもしれない。
誰かから指摘されるわけでなく、
自分自身に向き合うことで
自分が指摘する側にも立つことになる。

自分のネガティブな部分に向き合うことは、
とても面倒で、痛くて
エネルギーのいることだ。

ただ、良くも悪くも、自分という存在が
素っ裸になる。
ゼロに近づく自分を見つめながら
自分をリフォームするきっかけをつかむ。

日本のように古くなれば壊し建て直すのでなく、
リフォームしながら、古い建物を維持していく。

そのことは、自分自身をよりよくする上で
大切なことでもあると思う。

自分のどこが悪いのか、
リフォーム箇所を調べるには、
旅はいいのだと思う。

ぼく個人でいえば、
いくつかの修復箇所は見つかった。
やはり長年抱えていることは、
最初に出てくるものだ。
そして、いい部分も見つかった。
いい部分をどう生かし、
悪い部分をどこまで修復するかは
これからの時間で考えていきたい。

 

デカイ水ぶくれとつぶれたカ所がいくつか。見ているだけで痛々しい。
タトゥとタンクトップがコーディネートされている。お見事!

 

ここ数年でもカミーノの旅で生命を落としている人はいるようだ。
やはり今日も暑い。日本のことをよく知るフラン人ジョーダン。




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2 Comments

  1. おおひら

    梅雨入り宣言が出てからそこそこなるのに、一向に雨の降る気配が無かったですが、来週半ば辺りから紫陽花が喜ぶ天気になりそうな感じです。

    リフレッシュ!が、旅の即効性の一番わかりやすい変化やないですかね。
    上山さんみたいに長い旅をしたことがないんでその効力がようわからんですが、湯治でも何カ月もかけて徐々にしかししっかりとその効き目を実感できる、長旅とはそんな感じなんですかねー。

    日常の中でも『背負った子に•••』とか『人の振り見て•••』みたいに変われる機会は結構あるように思われます。
    残念ながらあたしの場合はそういうチャンスはことごとく逃す、と言いますかすぐに忘れてしまいます。
    後悔するようなことはよう覚えとるんですが。

    上山さんが帰国したら、毎晩飲みに誘ってくれる人に変化したはることに期待しときますわ。

    1. atsushi

      旅の即効性はリフレッシュというのはよくわかります。
      しかし、長旅になってくると、それが日常になりつつあることもあり、
      始まったときほどの新鮮さは無くなってくるように思います。
      ただ、毎日移動していくので、いろんな刺激があり、
      そこが長期の旅の醍醐味でもあるのかもしれません。

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