【サンティアゴ巡礼・フランス人の道】51日目:血ぶくれ。

昨日
アヘス​​ 〜 ​ブルゴス 2​4km
Agés 〜 Burgos 24km

本日
お休み

一番心配している足の痛みもなく
順調に歩いていた。
4月に歩き始めた当初は、
雨と雪で悩まされ
風邪を引き、こじらせてしまった。

たくさんの人にお世話になり、
よくしていただくことで
乗り切ることができたことは
今でも心に強く残っている。
それも、今では思い出の引き出しへと
移り始めている。

このままゴールまで順調に歩いていけるな。
そんなことを思い始めていたけど、
そう簡単ではなかった。

一昨日の昼ごろだっただろうか。
足や手に、水ぶくれではなく、
血の混じった血ぶくれができ始めた。
手にできたものはどんどん大きくなり
直径1センチくらいになっている。

体もところどころ虫に刺されたのか、かゆい。
そのまま夜寝ていると、四肢が痒くなり
なかなか寝付けない。
朝を迎えると、手の血ぶくれは
さらに大きくなっている。
四肢のかゆいところも膨れて熱をもっている。
おかしい。

次の滞在地は、巡礼道でも
一番大きいであろうブルゴス。
そこまで、歩いて様子を見ることにした。

歩いていると、カメラが血ぶくれにあたって破れた。
それをいいことに、中に溜まったものを出す。
小さくしぼんだの確認して歩き出すが、
また、次第に大きくなってくる。

ブルゴスにつき、
宿で服を脱ぐとかゆみのあるカ所にむくみもでている。
やはりおかしい。

実は、昨日から泊まっている宿に着いたとき
これまでフランスから何度か一緒になっている
日本人女性、遥さんがいた。

最初の出会いは、フランスのサンコームドルト。
フランス語が堪能な彼女は
寝込んでいるぼくの通訳をしてくれて助けてくれた。
とてもやさしい人。
その人に、またこのタイミングで偶然にでも出会ったのだ。

血ぶくれが気になる。
病院に行くことを決めた。
海外旅行保険でお世話になっている
東京海上日動に連絡をとろうと思うが、
ぼくはこちらで使える電話を持っていない。
フロントでお願いしたがうまくできない。

その時、遥さんが自分のSIMフリー携帯を使ってくださいと
言ってくれたのだ。
ありがたい。

連絡がついたのが、昼すぎだっただろうか。
東京海上から紹介で現地コーディネーターにつながり、
そこから病院や通訳の方法などが検討されていく。
その間、やりとりが必要なのだが、
それも電話がなければやりとりができない。

そのことを彼女に話すと、
自分の携帯を診察が終わるまで使ってくださいと
差し出してくれた。

彼女はというと、スペインに入ってから
ずっとお腹の調子が悪く
歩くことが厳しくなっている
そのため、この大きな街ブルゴスまでやってきて
病院にかかろうとしていた。
自分もしんどい状況なのに
ぼくのことに配慮してくれて
電話を貸してくれるという。
本当にありがたかった。

コーディネーターと連絡をとりあい
結局、医師が宿に往診に来てくれることになった。
通訳はブルゴスにはいないので、
電話通訳してもらうことに。

18時すぎ、医師が宿にやってきた。
電話で通訳をしてもらいながら診察を受ける。
結果は、虫刺されるによる
アレルギー症状ということだ。

かゆい所はすべて虫に刺されている。
血ぶくれは、典型的なアレルギー反応らしい。
血ぶくれを、注射針で刺し、
中の体液を抜いてもらう。
そして、処方箋を書いていただく。
薬局で手に入れた薬で、
今日はだいぶ治ったようだ。
しかし、大事をとってブルゴスで
休むことにした。

何の虫に刺されたかはわからなかった。
歩くときには、CW-Xの上に長ズボンを履いているので
足は虫に刺されない。
とすると、宿についてからの散歩道か寝ているとき。
もしくは、宿のベッド。
南京虫がいることがあるから気をつけて!
とは巡礼道の間、ずっと言われていたが、
もしかすると、それかもしれない。

ずいぶん前にイスラエルに行ったとき
出稼ぎ労働者の宿に泊まっていた。
そのときも顔や首がパンパンに腫れてしまった。
帰国後、阪大病院に行き診察してもらうと
南京虫による虫刺されだった。
ぼくは虫さされに対するアレルギー反応が
強いのかもしれない。

今回の件で、1つ気づいたことがある。
それは、保険会社のこと。

今回は東京海上日動でお世話になっている。
こちらの希望通り、時間はかかったが
その日中に診察を受けることができた。

一方、電話を貸してくれた遥さんは、
東京海上日動ほど
有名ではない会社の保険に入っていた。
彼女が、保険会社に連絡すると、
ブルゴスには提携の病院がないから、
自分で病院を探して行ってください。
その際にかかった費用を日本で清算しますとのこと。
彼女は、英語とフランス語は堪能だが
スペイン語は得意ではないそう。

自分で病院を探して行ったらしい。
しかし、英語が通じない。
なんとか英語ができる人を探して
支払い方法を確認すると
キャッシュでの支払いは受けつけないらしい。
日本に請求書を送るから、
それを処理してくださいと。
それ以外にも手続きがややこしいようだ。

他の病院もあたるがキャッシュによる
支払いが難しいとのこと。
体調がすぐれないなか、病院を転々とまわり
結局診察を受けることもできず宿に戻ってきた。

支払っている保険料は、ぼくのほうが若干安い。
それなのに、対応に差が出てしまう。

国や地域によって、得意不得意が
保険会社にあるのかもしれないが、
保険会社のサービスが同じではないことが
今回わかった。

海外旅行保険は慎重に。

明日からまた歩きます。

霧のなか、山の頂上にあった十字架。
霧が晴れ太陽が顔を出す
獲物を見つけたのか、ぼくが近寄っていくことに目もくれない。獲物に飛びかかる瞬間、ピョーン!



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4 Comments

  1. 阪谷

    こんばんは、
    さんざんな目に会っているようですね
    後に旅の思い出になる事でしょう

    巡礼者は、診察料が無料と聞きました。
    処方箋だけは現金で支払うそうです。
    巡礼者手帳を持って病院で聞いてみて下さい。

    1. atsushi

       返信が遅くなりスミマセン。
      巡礼者は診察料が無料というのは
      必ずしもそうではないようです。
      巡礼手帳を見せても
      実際に費用がかかった人もいます。
      病院によるのかもしれませんね。

  2. まを

    そんなことがあったんですね!
    それでブルゴスで一瞬再会出来たことを考えると私はラッキーでしたけど、やまさんには良くないことだったのかな??
    なんにせよお大事に。
    私もやや虫のアレルギー体質にここ数年でなりつつあり、南京虫にはアジアでやられてるので痒みは知ってます。血ぶくれまではなったことないけど、気をつけなきゃなー。

    1. atsushi

      まをさん
      こんばんは!
      昨日は、一瞬ですがお会いできたのに
      愛想もなく失礼しました。
      もちろん、お会いできてうれしかったですよ!
      飯塚さんも果物アレルギーがあると言ってましたが、
      ぼくも虫には敏感なようです。
      旅好きには、虫アレルギーはちょっとハンディですね。
      今日はオンタナス泊です。
      またお会いできる日を楽しみにしてします!
      いつもありがとう!

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