Nasbinals 〜 Saint-hély-d’ubrac 17km
ナスビナル 〜 サン・シェリー・ドブラック 17km
朝5:30にスマホの目覚しで起きる。
気になるのは天気。
屋根裏にある天井をくり抜いた小窓のブラインドを
そっと開けてみる。
何も見えない。
どういうことかと別の小窓を開けても見えない。
階下の窓から見ると雪化粧した道路が見えた。
しかも、先日の雪よりも積雪が明らかに多い。
昨日まで雪などこれっぽっちもなかったのに。
昨日の雷は雪おこしだったのか。
まずいなと思った。
町中でこれだと、山の中は相当だろう。
しかし、先に進むしかない。
相談する人もなく宿を後にする。
![](https://atsushi-ueyama.com/wp-content/uploads/2017/05/3H5A7122.jpg)
![](https://atsushi-ueyama.com/wp-content/uploads/2017/05/3H5A7128.jpg)
矢印に沿って町を抜けると、雪で覆われ
かすかに見える矢印が山道へと誘う。
上っていったが200mほど行ってやめた。
雪が30cmは積もっている。
しかも、前がよく見えない。
このままいけば、まずいよねと思い直し立ち止まる。
そういえば、ぼくが山に上っていくときに
後からきた人が、何か言っていた。
フランス語だったので意味がわからなかったが
ホントに行くのか?大丈夫か?
ということだったのだろう。
彼らは山道には上がらす、そのまま道路を
直進していった。
![](https://atsushi-ueyama.com/wp-content/uploads/2017/05/3H5A7144.jpg)
笑ってしまうが
ぼくには巡礼道しか頭になかった。
一般道で次の目的地を目指す。
なるほどそれもありだと山を降りた。
オーブラックという村までは
ひたすら上り坂。
雪が止まない。
冷えた外気が肺に入ってか
違和感がある。
カメラを守るために、
傘でカメラをガードして歩くが
雪がきつくてほとんど撮れない。
酷なことを強いてしまっているなぁと
カメラに気の毒になる。
ぼくに買われたばっかりに
こんな寒いところに連れてこられて。
そういう意味では、今持っているものすべてがそうだ。
絞り込んだものばかり。
1つの余分も今のところない。
この装備のおかででここを歩けている。
顔や手は濡れても体は大丈夫。
足も大丈夫だし、ザックの中も問題ない。
装備という素晴らしい仲間と先へと進む。
![](https://atsushi-ueyama.com/wp-content/uploads/2017/05/3H5A7270.jpg)
![](https://atsushi-ueyama.com/wp-content/uploads/2017/05/3H5A7275.jpg)
オーブラックのカフェで一息ついた後
今度は延々と降りの一本道。
距離も17kmと短かった。
目的地のサン・シェリー・ド・ブラックのGITEに
13:00ごろ到着。
実は2日前ほどから熱っぽくて、
体から体温が奪われている感覚は
そのためでもあるかもしれない。
本当は15:00からなのに入れていただいた。
カラフルでセンスがいい。
しかも掃除が行き届いている。
明るい。
部屋の温度はなんと20度もある。
快適だ。
しかし、ぼくはダウンをきていても寒い。
早く寝たいと思いつつ、このブログを書いている。
今日は、写真がほとんど撮れなかった。
それ故、写真の取り込み、チョイスに時間がかからなかった。
今、15:30くらいか。
よし!気合をいれて寝ることにする。
<MOVIE>(撮りっぱなし。編集なしです)
サンティアゴ巡礼道 雪のオーブラック
サンティアゴ巡礼道 雪のオーブラック2
サンティアゴ巡礼道 GITEでの夕食前の様子 サン・シェリー・ドブラック