【サンティアゴ巡礼・ル・ピュイの道】3日目:冬景色の巡礼道 モニストルダリエ〜ラ・クローズ 20km

 

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モニストルダリエ〜ラ・クローズ(ソーギュとル・ソバージュの間) 20km
Monistrol-d’Alier〜La Clauze 20km

前日の宿でも同じ部屋だったベルギー人のおじさんクロードが、
夜中にいびきモンスターに変身。
疲れているので寝られないことはないが眠りが浅く、
5:45に起きることにした。

荷物をすべて部屋の外に出して整理をする。
しばらくするモンスターがクロードに戻って起きてきた。
開口一番、寝られへんかったわ〜。というので、
ずっこけそうになる。

そのクロードと、1日30〜35キロ歩く看護師のカップルと
4人で朝食。
毎食パンだけど、体力をつけておきたいから
どんどん食べる。
朝からこれだけパン食べたことある?という毎日だ。
最後に少し残ったパンをナプキンに包んでいただいた。
これを昼食代わりにするつもりだ。

一緒の宿に泊まった3人

山を登って1時間もしないうちに
山の岩盤を削って作ったような教会が見えてきた。
先に入っていた看護師が出てきて、
めっちゃいいよ、というので入れ替わりで入る。

洞窟の教会だけど、思った以上に広い。
三脚を取り出して撮影をしていると
管理をしているおじいちゃんが声をかけてきた。

ロバートさん。このおじいちゃんが面白い。
写真を撮らせてよ、というと
ちょっと待て、このままじゃダメだ。といって
帽子をかぶる。胸には十字架のネックレスをかけると
ゴーサインが出た。

まずは窓際で、次は外で。
わいわい言いながら付き合ってくれるのだ。
ありがたい。

するとクロードが追いついてきて、
何やってるんだ!と教会に入ってきた。
クロードは先に行くよと出ていったが、
ぼくはしばらくそこにいた。

なごり惜しいが20分ほど時間を使ってしまっている。
そろそろ行くよ、とロバートに伝えると
簡単な儀式をしてくれ、
ハグ&おでこにチュ。
神のご加護とか、そんなことなのか。
おじいちゃんと、おっさんだけど、
ありがたくその気持ちをいただいた。

遅れを取り戻すために、
どんどん坂を登った。
しばらくするとクロードに追いついた。
苦しそうだ。息があがっている。

一緒に登っていたけど、
先に行け!と言われたので、
あとで会おうね、と言ってペースをあげた。
もう会わないだろうに、
あとでお会おうね。と言ってしまう。
ここでさよならとは言えない。

そういえば、看護師さんと入れ替わりで教会に入るとき
彼もSee you later!と言って山を登っていった。
この言葉をこれから何回使うんだろう。
そんなことを考えながら何度となく
See you laterと言ってみた。

宿を出たとき、3度だった気温が、
高度を上げるにつれて下がっていくのがわかる。
ウインドブレーカーのファスナーを閉め
フードをかぶる。

坂を登りきり、開けたところに出た。
周りを見渡すと、草木に雪か氷が風に吹かれて
へばりついている。
まだここは冬の景色だ。

しばらくすると、白いものが舞っている。
雪かアラレか。
休憩したくても、止まると寒くて凍えそうで
リュックを下ろすことができない。
肩がじわりと痛み、腰も重くなってくる。
それでも止まるわけにはいかない。

外側のポケットにいれておいたバナナを取り出す。
皮をむき口に入れると硬い。
凍りかけている。
おそらくここは氷点下の世界。
一刻も早く抜けたくて、急ぎ足で歩いていたら
クロードの目的地となるソーギュの町が
眼下に見えてきた。

このあたりでは大きな町のようだ。
どこかレストランにでも入って
休めばよかったが、
朝食のパンをもらってきていたので
それを歩きながら食べる。

そして、また雪が降り、そして晴れるの繰り返し。

ソーギュの街並み
立派なロマネスク建築のソーギュの教会
無理をせず、暖かい店内でほっこりするべきだった。

 

宿についたとき、
リュックを下ろすと思っていた以上に
左肩の痛みがきつかった
腰から背中もバキバキ。

歩いた時間6時間40分の間
リュックを一度も降ろさなかったのが良くなかった。
よく体もがんばってくれたけど、
適度な休憩は必要だと痛感。

宿について、シャワーに洗濯をして食堂に降りていくと
外は吹雪いていた。
わちゃ〜、もしかして今晩雪が積もるのか?

宿のおじさんは大丈夫!
明日は晴れるから、と言いながら
暖炉に薪をどんどんくべていく。

作ってくれた夕食を今日は一人で食べていると、
飼い猫が窓際にちょこんと座った。
外の吹雪をずっと眺めている。
しばらくすると、外にも猫がやってきた。
吹雪いてるし寒いよな。
入れてあげたいけど、ぼくはこの家の人じゃなんだ。
そう心でつぶやきながら、カメラを向けた。

外の気温はマイナス1度。
やっと気づいてくれたオーナーさんが、
窓を開けると、外の猫はビューンと部屋に入ってきた。
暖炉に一番近い椅子の上にサササっと上がり
ポジションを確認するように1回転すると
安堵の雰囲気を漂わせながら
小さくうずくまり、目を閉じた。

それを二人で見届けたあと、
明日は晴れますか?と再度オーナーに聞くと
大丈夫!明日は晴れるという。

その言葉に少し期待しながら
今日を終えることにする。

 




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2 Comments

    1. atsushi

      ツッチー
      ご無沙汰です!
      氷点下が続いているかな。
      ソーギュの街、このあたりでは大きかったです。
      小さな田舎の村ばかりなので。
      ありがとう!

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