乾燥地帯のカラモジャから車で5時間。

現在はグルというウガンダ北部の大きな街に滞在中。

ほんとは今日、首都カンパラに移動する予定だったが

下痢が止まらず、微熱もあるので

グル滞在を延長して病院へ行くことに。

カラモジャの現地同行でもお世話になった

テラルネッサンスの田畑さんに

病院まで連れってもらい診察そして検査。

血液と便で

バクテリア感染、腸チフス、マラリアを調べる。

どんな検査キットを使われるかちょっと不安だったけど

注射器も注射針もきちんと目の前で開封したものを使い採血。

使った針や注射器は所定のボックスに捨てられた。

 

衛生管理はきちんとしているようでちょっと安心。

その後、便の採取。

トイレの便器にうんちをして、

その一部をプラスチックの試験管のようなものに

すくっていれる。それを検査スタッフに渡して終了。

 

血液は30分ほどで結果がでた。

 

腸チフスとマラリアは陰性だったけど

バクテリアによる感染症が陽性だった。

 

便の結果は3日後に聞きに来いということだったけど

もうそのころには、グルにいないし。

 

医者には点滴をすすめられたが、

田畑さんから、点滴は時間が長いから

他の感染の不安があるから避けた方がいい。

とアドバイスをもらって、錠剤で対応することに。

 

というわけで、朝晩の2回、2日間薬を飲んで

バクテリアを退治してもらう。

 

以前、ザンビアでご一緒させていただいた

感染症内科の先生から

海外で下痢になった場合、

下痢止めは使わないほうがいいと聞いていた。

しかし、日本を発つ前に、

主治医にアフリカで下痢になった場合、

下痢止めは使わないほうがいいですよね。と聞くと

「それは違います。下痢は、下痢止めで止めるのが国際標準です」と

英語のレポートなどを出してきて、力説された。

そうなのかと、ロペラミドという下痢止めを処方してもらっていた。

 

今回、下痢が止まらなくて、お尻の穴はすでに

火を吹いているし、睡眠不足にもなりがちだったので

下痢止めを3回ほど飲んだ。

 

結果的にはこれがよくなかったみたい。

やはり、感染症の場合は、細菌を出し切らないといけないそうで

それを止めてしまうと、お腹のなかに細菌がたまり

さらに悪化する可能性があるという。

 

便に血が混じっているときなど、

絶対に飲んではいけないそうだ。

 

信用している医者のいうことは鵜呑みにしてしまいがちだけど、

2つの違う意見がある場合は、自分で調べてみることも

大切だと改めて感じることができた。

 

海外で下痢のときは下痢止めを飲まない。

1〜2日経っても止まらないときは

感染症を疑って病院へ行く。

 

旅をしていると、滞在する町にしっかりとした病院が

あるかどうかわかりづらいけど、

基本パターンはそうであることを覚えておかなくちゃ。

薬の第一陣がそろそろ腸に届くころかな。

バクテリアをやっつけてちょうだい!

 

明日は早朝出発のバスでカンパラへの長旅だ。

 

テラルネッサンスの

田畑さん、小川さん、カラモジャ、グルでは本当に

ありがとうございました!

サラヤがウガンダで展開する「100万人の手洗いプロジェクト」の一環か、病院のトイレにハンドソープが設置してあった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください