折りたたみ自転車と列車でスリランカを巡った45日

<ゴール>

スリランカに8つある世界遺産の1つがゴール旧市街と要塞群。中継貿易港として栄えていたこの町に、16世紀にポルトガル人が入植し砦を作った。17世紀にはオランダが新たに宗主国となったが、その際に砦を拡張し堅固なものにした。その内側にオランダ基調の町を作り城塞都市としたのが現在のゴールの原型となっているそうだ。

旅のなかで、ゴールには1泊して、街をじっくり回るつもりでいた。優先順位は5本の指というわけではなかったが、手足20本の指になら、十分に入るくらいに期待をしていた。ところが、ゴール手前の日本山妙法寺で、感動的な出会いがあり、泊まっていきますか?との誘いに、0.1秒で首を縦にふり、泊めていただくことになった。であれば翌日ゴールに泊まればいいじゃないか、と言われそうだが、こんな時に限って、人づてに取っていただいた80km先の特別な施設に泊めていただくことになっていた。そのため、泊まるどころか、滞在時間もそれほど取れない。ちょっといいなぁと思っていた人に、フラれた気分だ。先の宿を予約してしまうと、こういうことが起きる。だから旅に出た時は、なるべく予定を決めたくない。と思ってしまうのだ。

というわけで、ゴールには、わずか2時間ほどの滞在になってしまった。そのため、砦は捨てて、旧市街をまわることにした。オールドゲートを入り、海沿いを回りながらざっくり半周。町のなかは、コロニアル風の住宅や建物が並ぶ。おしゃれなカフェやレストランに改装された建物もある。町自体が観光用におしゃれに作られているようだ。すっきりと気持ちがいい町並みに見える。後に訪れた英国風の町ヌワラエリヤは植民地時代をいまだに引きずっているように感じたが、ゴールはそれが感じられなかった。過去を清算できている町なのだろう。想像していた以上によかったので、もう少しいたいと思いながらも、80km先を目指して出発した。

 向かって右の建物は以前は病院だったそうだ。今ではカフェやレストランが入っている
イスラム教のモスク
オランダの植民地時代に砦が築かれた
絵画のような玄関
白基調の建物が多い
軒先で新聞を読む男性。ゆったりした時間が流れる
カフェ前に停まっていた車

オープン前のカフェ
やわらかい時間が流れる

旧市街にはイスラム系の建物が多かった
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