今、スリランカの空港でこのブログを書いている。
というのも、夜に着く便なので、
下手に動くのもどうか。
夜が明けてから自転車を組み立てて
出発すればいい。と思いつつ出発からわずか4泊のうち
2泊が空港ということになる。

初日も関空で寝た。
羽田に向かう第一便に
電車が間に合わないからだ。
ぐっすりとはいかないが、
思った以上に寝られた。

羽田から成田への移動は、
もうヒヤヒヤだった。

成田発の飛行機に間に合わないかもしれない。
そんな事態になるとは。
みんなに行ってくるよ!と言いふらしたのに
実は成田発の飛行に間に合いませんでしたでは
あまりにもカッコ悪い。
ネタになるか。いや、ネタになったところで
何のうまみもない。

どうしようかと思っていたが、
間一髪、女神さまが微笑んでくれた。

マレーシアのホテルには2泊した。
ホテルズドットコムで予約を入れていたのに
予約が入っていないという事態に。

クレジットカードで支払い済みに
なっているのに。

これまた、どこかの神さまが
救ってくださって、ドミトリーのベッドを
無事確保できた。

マレーシアでは、自転車を組み立てなかった。
JALなら丁寧に扱ってもらえるだろうと
思っていたが、(シールなどきちんと貼ってもらえたが)
ターンテーブルから出てきたとき
シートポストの先がバッグを
突き破って外に出ていた。
移動のバスでも扱いは手荒かった。

梱包を解いてしまうと
クアラルンプールからコロンボの飛行機が
かなり不安になる。
自転車は使わず、移動は歩くことにした。

早朝から歩きまわり
昼になるとホテルに戻り
15時ごろからまた外に出る。

行った場所は、クアラルンプールの中心部、
高層ビルが立ち並ぶ。
まだまだ隙間があるところに
どんどんビルを建てていく。

24時間体制で建設は進められているようだ。
朝の通勤ラッシュと逆方向を行くように
多くの夜勤の労働者たちが、汚れた顔ながら
清々しい表情で家路につく。

若くて勢いのある街だ。

そんな彼らとときに会釈をしながら
街を歩き回る。

マレーシアはイスラム教徒が多く住む国。
モスクばかりかと思っていたが、
ヒンズー教寺院もキリスト教会もあった。

電車のなかでは、イスラム女性特有の
ヒジャブを被っている人と
何も被っていない人が
仲良く話しをしていたりする。

土曜日にキリスト教会の前を通ると
結婚式が始まるところで、
ぼくも末席で見せてもらった。

列席者の中にはヒジャブを
被っている人がいた。

自分の信じる宗教がありながらも
共存できているんだと思うと嬉しかった。

地元の人しかいかない
モスクやヒンズー教寺院にも
入らせてもらうことができた。

人々が祈る姿を見ていると
神聖な気持ちになる。
大切にするものがある
信じられるものがある。

そして、異教徒を疎外するのでなく
認め合って共存できる。

マレーシアは印象が良かったし、
食堂オーナーの友達もできた。

帰国する9月に
またマレーシアで1泊するが
会いに行ける人がいるのはうれしい。

さぁそろそろ夜が明けてきた。
自転車を組み立てて、スリランカの旅
出発します!

関空の夜はこんな感じがズラリ!
横積厳禁のシールを貼ってもらったのに。だから敗れた?
成田からクアラルンプール、なんとか間に合った!
えっと、このパンは何パンかなと想像しながら見ると、しっかり日本語で書いてあった。
ヒジャブをかぶる女性。空港内の移動中に
キリスト教会では、結婚式が行われていた。日本のなんちゃってとは違って、きっとキリスト教徒なんだろう。いい結婚式でした。
モスクで祈る男性。見ていて飽きない。
ヒンズー教は儀式で火を使うことが多そうだ。大きな鉢には、信者が家から油を持ちこみ、器の中に流し込む。火が途絶えないようにだろう。
モスクの外で佇んでいた女性。一目見て、このまま通り過ぎるわけにはいかないと思った。美しい。
フランスからインターンでマレーシアに、ファレスティンさん。

=2019スリランカの旅協賛=

 

4件のフィードバック

    1. 中野さん 返事が遅れてすみません。そうなんです。美しいです。アラブ系の人はきれいですね。もっと会いたいですが、スリランカには残念ながら。

  1. 上山さん、ファレスティンサンを連れて帰って飲み会しましょう!
    人はその場所を聖地にできる!きっとできる。

    1. 返事が遅くなりました。ファレスティンさん、通り過ぎるにはいきませんでした。Facebookをみていると、どうもパレスチナ出身のよう。そんな背景も興味をそそります。連れて帰って飲み会したら、おっさんが集まってしゃーないでしょ(笑

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