​去年がベトナムで
次はどこ行くの?ってことを時々聞かれる。

行きたいところはたくさんある。
できるなら世界を巡ってみたい。
旅好きの人なら、皆そういうだろう。

今年の初め頃は、旧ユーゴに行きたいと思っていた。
ずっとミャンマーは行きたいと思っているし、
中央アジアのイスラム圏にも足を運んでみたい。

言い出すとキリがないけど、
イッチョマエに旅の写真家とか言い出すと
行きたいから行きます!では、
いけなくなってきた。

動機はシンプルな方がいい。
だけど、50歳の冒険を始めた時から
それだけでは不十分だと感じるようになった。

動機以外に何が必要なのか。
それは、なぜ、その国に行きたいのか、
という理由だ。

なぜを考えるのは面倒な作業だ。
しかし、そこを考えないと
あ〜楽しかったで終わってしまう。

だけど、なぜを問い始めると、
自分の求めるものの整理にもなるし
その国について知識も必要になってくる。

僕は買い物がしたいわけでも、
その国の美味しいものを
食べ尽くしたいわけでもない。
リゾートには興味が向かないし、
まったりとリラックスできる場所を
求めているわけでもない。

それよりも、もっと人に寄ったところに
興味がある。
どんな民族が暮らすのか、
どこからやって来た人たちなのか。
どんな宗教が信仰されているのか。
どんな暮らしをしているんだろう。
何を大切にして生きているんだろうか。

そんな、どうでもいいようなことに
僕の興味は向いてしまう。

ネットや本で調べられることは
たくさんある。
少し知識を頭に入れた上で
で、なんで行きたいの?と自分に問うと、
これまでとは少し違う目で
その国を見られるようになる。

視点が変わると旅の仕方が変わる。

今の素直な気持ちをいうと、
そこが定まらないと旅に出られない、
そんなことも思ったりもする。

しかし、そこで苦しんでいる自分もいる。

本を読んで知識が増えてくると
興味の幅が広がる。欲が出るのだ。
知識が増えると、アイデアも増える。
すると、いろんなことが複雑になっていく。

そのカオスの泉で泳ぐ不快感を感じながらも
同時に心地よさも反対側で感じている。

旅に対する深度が少しずつだけど
深くなりつつある。

それが、旅の写真家だったり
旅をする作家だったりするのだろうか。

次の旅はスリランカ。
7月19日出発になりました。

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