​L​imogne-en-uercy ​〜 Le Pech ​ 27km​
リモー・アン・ケルシー​ 〜 ​ル・ペッシュ​ 27km

コンクという谷底に古い町。
そこから50キロ先の​
フィジャックというフランス巡礼道では比較的大きな町。
ル・ピュイから始まる巡礼道のゴールを
この2つの町に設定している人が多い。
​そのため、​​​​フィジャックをすぎると
ハイカーたちの姿が​激減した。

ぼくと同じように、サンチアゴを目指す人もいる。
しかし、フランスの巡礼道(ルピュイの道)は、
圧倒的に7〜10日前後の日程で歩く人が多い。

今日は、チラッと見た人たちを含めてわずか3組。
​人がいない巡礼道はどうなるのか。

写真を撮っているぼくにとっては、
どれも同じに見えてしまう。
緑が濃く生い茂る森林も、朽ち果てていく石積みの壁も
そこに人の存在があって、表情が大きく変わる。
体型や歩き方、その人の背負っているもの。
画角のなかに、たとえ小さく納められていたとしても、
人は存在感を十二分に発揮し、
その風景を一変させるチカラを持っている。

今日であった貴重な人たち

人が放つもの、それは熱ではないかと思う。
樹木や草花も同じ生命体。
だけど、それとは違う何かをその中に感じるとすれば
人が放つ熱にぼくは何かを感じている。
誰かの行動に感動し、誰かの言葉に心が動く。
そして熱くなる。
それが人なのだ。

さみしい森のなかを歩きながら
ぼくが考えたこと。

一方で、人がいない中を歩くことは
ぼーっとするには楽しいことでもある。

​今ある状況のなかで、一つのことに固執せず、
自分が感じること、できることを
明日もやっていこうと思う。​

朽ち果てていく道。森に帰る道。

 

晴れていると気持ちいいよね。ぼくも一緒。
地震がないから建っていられるんだろうな。

 

 

<MOVIE>(撮りっぱなし。編集なしです)

サンティアゴ巡礼道 ル・ペッシュのGITEのワンコ 5/11

4件のフィードバック

    1. うえちん
      日本ではそんなに犬に興味があったわけでないけど、
      宿にいくといることが多いので仲良くしてもらってます(笑

    1. ありがとうございます!野菜と果物をもりもり食べて、だいぶ体が回復しました!楽しみながらがんばります!靴のサイドに亀裂が。靴もよくがんばってくれます。一番にドロドロのぐちゃぐちゃになりながら、ええ加減にせえよ、とも言わずにです。カメラもかなり酷使していますが頑張ってくれています。装備たちには頭が下がります。

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